AINOKO
小説家の伊藤なむあひと歌人の野村日魚子が、同人誌「aneimo」に続き2度目の共作。人魚をテーマに、小説と短歌の連作で魅惑的な世界を作り上げる。装画・挿絵・漫画はえもが担当。
正方形の本体をスリーブケースに入れた、CDのようなサイズ感の本になりました。(版元より)
〈収録作品紹介〉
老い先短い猫のために、おばあちゃんと海へ。(「とらピーはあと八百年と一ヶ月で死ぬ」伊藤なむあひ)
嵐みたいな人魚の失恋。(「人魚の言葉」野村日魚子)
私は彼女と混ざって死に、または生きる。(「私とギョーザさんにまつわるあれこれ」伊藤なむあひ)
そして、いつかあなたが生まれ変わるまで。(「demi-sophia」野村日魚子)
著:伊藤なむあひ、野村日魚子
編集・デザイン:谷脇栗太
版元:百匹ブックス(犬と街灯 内)
ページ数:64
判型:A5変型判
発行年月日:2024年12月1日 初版
この本は、2025年3月1日 第2刷
■著者について
・伊藤なむあひ
北海道生まれ。パンと猫と音楽が好き。幻想と怪奇、anon press、小説すばる、零合、文芸ムックあたらよ等に作品を掲載。単著『天使についての試論』発売中。主に縁起が悪い小説を書いています。
・野村日魚子
1993年生まれ。第一歌集「百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た」(ナナロク社)
・えも
1992年生まれ。自然の中でぼんやり生きる人をよく描く。アナログ、デジタル両方で制作している。ゆるいキャラクターが発生しがち。よくgifアニメを作って動かしたりしている。