降りる人
「しれっと生きればいいだろ」 選考委員感嘆の小説 野性時代新人賞受賞作
心身ともに疲弊して仕事を辞めた30歳の宮田は、唯一の友人である浜野から、期間工は人と接することの少ない「人間だとは思われない、ほとんど透明」な仕事だと聞き、浜野と共に工場で働くことに。
絶え間なく人間性を削り取られるような境遇の中、気付けば人間らしい営みを求めるようになっていく宮田だったが、実はある秘密を抱えており――。
選考委員の胸を打った、第16回小説野性時代新人賞受賞作!(版元より)
著:木野 寿彦
出版社:角川書店
ページ数:240
判型:四六変形判
発行年月日:2025年9月26日 初版






