【古本】はじめての文学 村上春樹
「はじめて自分の小説を読む読者には、この作品を読んでもらいたい」── 著者自身による新鮮なセレクション。いままでになかったはじめての試み。巻末に「私はなぜ、この作品を読んでもらいたいか」を著者自身が書き下ろしたメッセージを掲載。
大きな活字とふりがなに配慮した読みやすい体裁で、現代日本文学を身近なものにしてもらおうというのが企画の主旨。
【収録作品】
シドニーのグリーン・ストリート/カンガルー日和/鏡/とんがり焼の盛衰/かいつぶり/踊る小人/鉛筆削り/タイム・マシーン/ドーナツ化/ことわざ/牛乳/インド屋さん/もしょもしょ/真っ赤な芥子/緑色の獣/沈黙/かえるくん、東京を救う
【店主より】
村上春樹の作品を読んでみたいけどちょっと苦手意識があって…みたいな声をよく聞く。そういう方に私はエッセイや短篇をおすすめすることにしている。個人的な推し短編集は『象の消滅 短篇選集 1980-1991』だけど、このはじめての文学もおすすめ。なんせ数ある作品の中から、村上春樹本人が読んでほしい作品をセレクトしているのだから。気になるタイトルの作品だけ読むのも良し、全てチャレンジしてみるのも良し。村上春樹が好きな人、周りにもっと増やしたいです。
著:村上春樹
出版社:文藝春秋
発行年:2006年12月10日 第1刷発行
定価:1,238円+税
本の状態:良い/帯あり
天に小さなシミあり(写真5枚目参照)