富士日記(上・中・下) 新版 3冊セット
富士日記(上)新版:夫・武田泰淳と過ごした富士山麓での十三年間を克明に描いた日記文学の白眉。昭和三十九年七月から四十一年九月分を収録。〈巻末エッセイ〉大岡 昇平
富士日記(中)新版:愛犬の死、湖上花火、大岡昇平夫妻との交流。昭和四十一年十月から四十四年六月の日記を収録する。田村俊子賞受賞作。〈巻末エッセイ〉しまお まほ
富士日記(下)新版:季節のうつろい、そして夫の病。山荘でともに過ごした最後の日々を綴る。昭和四十四年七月から五十一年九月までを収めた最終巻。〈巻末エッセイ〉武田 花
【古賀及子が愛読しすぎているエッセイ・日記本たち/古賀さんコメント】
私がなにか言ってこの本を差し出すまでもなく、日記文学のほとんど代名詞であり
金字塔である作品、なんだけど、選んだ。単純にめちゃくちゃ好きだ。
淡々とした記録の持つ生命力、聞き書きの可笑しみ、五感からの気づきの尊さ、日
記の良さのぜんぶがここにある。
はじめての方は順当に上巻からどうぞ。通読したことのない方はこの機にぜひぜひ
最後まで走りぬいてみてほしい。 あまり語られないが、日記としてあらがえない行く
先を、下巻ラストはやむを得ないまま、けれどまっすぐにまっとうする。
著:武田百合子
出版社:中央公論新社(中公文庫)
判型:文庫判
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【おまけ】
本のすみかでご購入いただいた本にはブックカバーをお付けすることができます。
詳しくはSHOPPING GUIDEをご確認ください。
https://honnosumika.base.shop/blog/2023/08/07/231352
※こちらの3冊セットをお買い上げいただいた方には3冊ともカバー付でお送りいたします。