本当は逢いたし

彼の世も小春日和か

此処から彼処の人を思う。

最新句集『此処』で2020年度の読売文学賞を受賞した俳人がこの10年、3・11からコロナウイルス禍までの間に綴った60余篇を編んだ、待望のエッセイ集

タイトルは自作句「本当は逢いたし拝復蝉時雨」から。時々のくらしを営む「此処」から「彼処」にいる本当は逢いたい人たちを思い綴る。彼処にいるのは――軍医として赴いた戦地で命を奪われた父、俳句の師、つい最近亡くなった夫、そして被災地で、猛威を振るう自然災害で、先のむごたらしい戦争で命を失った人たち。楽しい旅の途次に、家事の合間に、テレビを観ている時に、想像力は自然に育まれた命そのものへと向かう。自らの思いを常に客観視しているような透徹なまなざしから生まれる文章は、各エッセイに引いた自作句、師や友や先達の句をピリオドとして、えもいわれぬ余韻を残す。

【古賀及子が愛読しすぎているエッセイ・日記本たち/古賀さんコメント】
 達人がおだやかにほほえんでいるなと思いながら、あたたかく温泉につかるように読み終え、読後もすっかり気分よく、そうして夜眠る頃になって、なんだかいちばんおそろしい。
 ほとんど狙わず、あったことをただ思い出して書いたようなさま。するりと読みぬけた
ところに、実はセンス良く片付いたチャーミングな機知が仕込んであることに遅延的に気
づく。
 みんなが尊敬してやまない俳人だ。そんな人が、心底俳句を愛し、夢中で、理想を持っ
ていることに勇気づけられる。安牌など切らず、おしっこもらすくらい危険に遊ぶ句作がした
いって書いてある。そんなの心強すぎる。

著:池田 澄子
出版社:日本経済新版出版
ページ数:224
判型:四六判
発行年月日:2021年12月1日 第1刷
この本は、2022年3月15日 第2刷

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【おまけ】
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https://honnosumika.base.shop/blog/2023/08/07/231352

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