書きあぐねている人のための小説入門
小説を書くために本当に必要なことは? 実作者が教える、必ず書けるようになる小説作法。執筆の裏側を見せる「創作ノート」を追加した増補決定版。
【古賀及子が愛読しすぎているエッセイ・日記本たち/古賀さんコメント】
書きあぐねている人のための小説入門の本だと思って読んだら、これこそが小説の
ようでエッセイのようで、つまり、指南本というよりもこれ自体がひとつの文学作品
なものだから、若い私は驚いたのだった。
指南の時点でもう文学、それが文芸活動なのだと理解して、畏怖して遠のいた。
けれど結局書くことしか取り柄が無い私は再び文筆の世界ににじり寄り、あらため
て読んでまた文芸の成しがたさにおののいている。
文庫版のあとがきに、ひとりきりの日記と、公開する日記と、小説の違いが解説さ
れている。いまの日記シーンに興味を持つ人々がみんなひざをうつだろう文章だ。
著:保坂 和志
出版社:中央公論新社(中公文庫)
ページ数:360
判型:文庫判
発行年月日:2008年11月25日 初版
この本は、2020年1月30日 3刷
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【おまけ】
本のすみかでご購入いただいた本にはブックカバーをお付けすることができます。
詳しくはSHOPPING GUIDEをご確認ください。
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