【サイン本】みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに(つくづくポケットライブラリ)
半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル)
目次
朝から夜に向かって書けば1本のテキストができあがる
ジンとか、商業出版とか(前編)
ジンとか、商業出版とか(後編)
日記が続かないひとへ(呪いにしないための覚え書き)
できごとが主で、書き手が従
自分と違うやり方が無数にある豊かさ
ふたつの「思い出す」ーー散乱と固定
読まれるはずではなかった日記を読むこと
採算度外視でも、利益最優先でもなく
安全な場所で、納得のいくルールで
日記にまつわる3人との対談
飯田エリカ
僕のマリ
星野文月
【店主より】
なぜ今こんなに日記本が流行っているのかを私も考えたことがあったのですが、
それとほぼ同じことがより詳細にここに書かれていました。
最近は文学フリマなどのイベントも人気で、
自分で作った本を人に読んでもらえる機会や本を作るハードルが昔よりぐんと低くなったと思います。
自分でも本を作ってみたいと思った時に、気軽に作ることができるのはやはり日記本なのではないでしょうか。
日記本を作ってみたい方や日記本が好きな方、日記本ブームに興味がある方はぜひ読んでみてください。
著:小沼理
編集・発行:金井タオル
ページ数:84
判型:A5変形
発行年月日:2023年11月1日 初版1刷
この本は、2023年12月10日 初版3刷
■著者について
小沼理
ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など