人と動物の間で重ねられてきた愛憎相半ばする魂の交歓や、剥き出しの命との対決を、作家の視線から物語った随想アンソロジー。

＜収録作品＞
カナリア / 正岡子規
モモンガア / 椋鳩十
犬橇の持ち主となる / 植村直己
キノコをさがしに行ってクマにおこられた話 / 辻まこと
ウシの口がせ / 梅棹忠夫
マタギと野生動物たち / 野添憲治
オオカミのこと / 星野道夫
犬 / 林芙美子
褒め上手の効用 / 米原万里
馬と私 / 吉屋信子
悪魔と黒猫 / 森茉莉
犬のわる口 / 田中小実昌
類人猿 / 幸田文
庭にくる鳥 / 朝永振一郎
燕の母さん / 金子みすゞ
馬の生首が頭蓋骨に変わるまで / 合田佐和子
黒い牝牛 / 串田孫一
鴉男 / 種村季弘
もし鳥だったなら / 立原道造
あざらし / 團伊玖磨
犬 / 宮澤賢治
鴉 / 伊谷純一郎
タヌキの交通事故 / 日高敏隆
動物 / 吉田健一
動物園をおそう悲劇 / 澤田喜子
子猫 / 寺田寅彦
熊が悪人を救いし話 / 南方熊楠
裏藪の生き物たち / 河合雅雄
パルテノンのフリーズに寄せて / 須賀敦子

編：野村麻里
出版社：平凡社
ページ数：240
判型：四六判
発行年月日：2024年2月21日 初版第1刷

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【おまけ】
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