「学び」がわからなくなったときに読む本
「学び」という言葉には
どこか胡散臭さがあるーー
鳥羽和久が 7人の学び手に話を聞いた。
千葉雅也(哲学者・作家) 矢野利裕(批評家・DJ・中高教諭)
古賀及子(エッセイスト) 井本陽久(いもいも教室主宰・数学教師)
甲斐利恵子(国語教師) 平倉 圭(芸術学者) 尾久守侑(精神科医・詩人)
『君は君の人生の主役になれ』
『おやときどきこども』で
親子のリアルを描き出してきた著者による
現代の「学び手」たちと交わした対話と思考の全記録。
いま、子どもたちの教育現場では、
暗記偏重の「勉強」が敬遠され、
「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)にみられるような
「学び」という言葉が積極的に取り入れられています。
しかし、現代社会で使われる「学び」を
大人たちはどこまで理解し、実践しているのか。
本書は「学び」という言葉への疑わしさの感覚を出発点に
本来の「学び」を自らの手に取り戻すためにどのような取り組みが有効なのか、
そのことを知るために、学びの現場にいる人たちに話を聞きにいった、その対話の記録です。
受験の渦中にあり競争原理に基づく勉強に没入する家族、
暗記偏重の「勉強」から距離を置き、子どもを自由にさせたいと願う親、
さらには、子ども時代に「勉強」とうまく出会うことができずに
いまも苦手意識から逃れられない大人たちすべてへ、本書は開かれています。(版元より)
発行年月日:2024年10月23日 初版第一刷






