【訳者・柴田元幸さんサイン本】ロングパドル人間模様(小さな海外文学)
葉々社では、海外文学の裾野を広げるために新たに「小さな海外文学」というシリーズをはじめます。
本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。
シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。
本書、『ロングパドル人間模様』は、『人生の小さな皮肉』という短篇集に収録された作品で、「短篇集内短篇集」です。(版元より)
■著者について
トマス・ハーディ(1840 -1928)
イギリス文学を代表する小説家・詩人の一人。ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭にかけて活躍。イングランド南部のドーセット州に生まれ育ち、小説の中でもこの地に「ウェセックス」の名を与え、くり返し物語の舞台に用いて、時には人間以上に存在感のある場所に仕立て上げた。そうした濃密な場の感覚を背景に、宿命に抗い、翻弄される人間の姿を冷徹に見つめ、『帰郷』(1878)、『ダーバヴィル家のテス』(1891)、『日陰者ジュード』(1895)などの代表作に結実させた。
著:トーマス・ハーディ
訳:柴田元幸
発行:葉々社
ページ数:124
判型:B6判
発行年月日:2024年10月27日 第1刷