光のそこで白くねむる
墓参りに帰郷した「わたし」に語りかける、死んだ幼馴染の声。行方不明の母、蒙昧な神のごとき父、汚言機械と化した祖母……平凡な田舎に呪われた異界が立ち上がる。第61回文藝賞受賞作。(版元より)
■著者について
待川 匙 (マチカワ サジ)
1993年生まれ。徳島県生まれ、滋賀育ち。会社員。2024年、「光のそこで白くねむる」で第61回文藝賞を受賞。
著:待川 匙
出版社:河出書房新社
ページ数:112
判型:四六判
発行年月日:2024年11月30日 初版