新版 散文(晶文社ライブラリー)
旅、音楽、季節、そして言葉。
詩人・谷川俊太郎が
60~70年代に綴った思索の記憶
「どこまでも言葉に誠実であろうとしたひとりの詩人の文章を受け取ることができるわたしたちは、このうえなく幸福なのだと言わねばならない」──永井玲衣
旅と出会い。音楽・映画・美術についての感想。日々の思索。書くことへの自問。世界の美しさに人一倍酔いながらも、どんなささやかなものも決して感じつくし、知りつくすことができない自分に奇妙ないらだちを覚える……。詩作の根源にふれた重要な論考「発語の根はどこにあるのか」「『何ひとつ書く事はない』と書けるということ」を含む、詩人・谷川俊太郎が60~70年代に綴った貴重なエッセイ集。
著:谷川俊太郎
出版社:晶文社
ページ数:320
判型:四六判
発行年月日:1972年11月25日初版
この本は、2025年5月15日 新版初版