増補版 町合わせ
山形県酒田市出身の詩人・多宇加世(たう・かよ)の第二詩集『町合わせ』(2022年、私家版)をリニューアルし、増補版として刊行します。
第一詩集『さびていしょうるの喃語』を経て、『町合わせ』では酒田の郷土史や血縁といった自身の内側に照射された世界を舞台に「私」をめぐる詩的冒険が繰り広げられます。第二部は東京都板橋区の劇場「サブテレニアン」でパフォーマー・濱田明李が上演した共働作品で構成。増補版ではさらに9編を追加収録しました。
装丁について
縦横無尽に配されたテキストの視覚効果を活かすため、開きの良いコデックス装を採用しました。カバーは私家版のテイストを引継ぎつつ、保存性や手馴染みを考慮してリニューアル。斜めカットや表4の穴あけにより奥行きを演出しています。
(版元より)
著:多宇加世
発行:百匹ブックス
ページ数:144
判型:A5変型 コデックス装
発行年月日:2024年4月20日 初版
■著者について
多宇加世(たう・かよ)
山形県酒田市出身。既刊に『頬杖のヒュー風』(惑星と口笛ブックス)、『山越え』(しろねこ社)、『夜にてマフラーを持っていく月が』(絵・岸波龍 双子のライオン堂出版部)など。