【サイン本】馬旅日記
幼い頃から馬の牧場へともに通った3人が、15歳を迎え、自分たちだけで沖縄本島を周る旅に出た。8泊9日、馬と人とのかけがえのない旅の記録。
沖縄本島北部、大宜味村にある、みちくさ牧場。「馬が先生」であるという牧場に日々通い、彼らが学んだ知恵と技術と、それぞれの個性を生かした、「一生ものの初めて」がつまった9日間。(版元より)
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「本当の試練というのはやはり、旅に出た時に明るみになるものだ。
それこそが旅の醍醐味であり課題であり、僕たちが馬とともに乗り越えなければならない障害である。
ゆえにこの旅では、大人の並走はなく、助力も最小限にしてもらう。なぜなら、近くに大人がいてはその状況に甘んじてしまう自分たちがいるからだ。自分の持ち得る本質的な力量、術、役割を最大限に発揮するためには、それなりの制約が必要で、ほどよい自由(ほったらかし)とほどよい苦難を設ける必要がある。
自分たちだけで馬を連れてどこまでできるか。今旅のモットーは「大人に頼らず、できる限り自分らでやる」である。」(「はじめに」より)
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著:西郡哩来
発行:はなうた舎
ページ数:214
判型:四六判並製本 仮フランス装
発行年月日:2025年8月1日 初版第一刷