【サイン本】東京のはなし
◎サイン本をお送りいたします。
一度暮らすと、自分の中に町ができる。町の名前を耳にしたときに、身体がほんのわずかにはねる。小さな明かりが熱のように広がって記憶を点灯させる。すべての光が明るく灯るわけではない。でも、また町が増えた。それがあるとき静かにわかる。その繰り返しだ。
(本文より)
記憶の底に漂う東京の生活風景をモチーフに、描き下ろした絵が一冊の本にまとまりました。谷中の展示室gururiさんで開かれた個展「東京のはなし」(2025.12.11 - 12.21)の展示作品を中心に、絵と言葉が収録されています。
数年前まで一人で暮らしていた東京という町の印象は、そのときの自分が抱えていた日常の気分とわかちがたく結びついて、今ではすっかり架空の場所のようになってしまいました。今でもたびたび、東京には訪れます。東京に足を踏み入れるたびに、自分の胸の中にしまわれていた東京の記憶は、再び小さな音や光を放ってかたかたと震えはじめるような気がするのです。
(著者より)
著・発行:のもとしゅうへい
ページ数:40(フルカラー)
判型:A5判 横サイズ(148×210mm)
発行年月日:2025年12月11日






