本とねこと青い自転車
それまでずっと忘れていたが、
世界はいつでも
はじめて触れるものに
あふれている。
日常の埃が堆積し、
開かなくなっていた扉が
すこしだけ開いて、
そのあいだから
光が差しこんできた。
(「ねこのひかり」より)
神戸で育った少年のころ、大学時代を過ごした早稲田近辺のこと、人生で出会ったさまざまな本、そして猫たち。さまざまな媒体へ寄せられた文章と新たな書き下ろしで編まれた手のひらサイズの小さな随筆集です。
たっぷり収録されたイラストレーター坂本千明さんの静謐な版画が文章と響き合います。
薄明の日々のなかで光を拾いあつめるように書かれた、東京・荻窪の〈本屋 Title〉店主辻山良雄の最新随筆集。(版元より)
著:辻山良雄
出版社:信陽堂
ページ数:208
判型:四六変形判
発行年月日:2026年8月28日 第一刷
¥2,200






