山風にのって歌がきこえる 大槻三好と松枝のこと
太田市美術館・図書館「ことばをながめる、ことばとあるく 詩と歌のある風景(公式図録はこちら:https://honnosumika.base.shop/items/75831701)」出品作品である大槻三好・松枝、惣田紗希 短歌×イラストレーション作品をもとにした書籍。
昭和初期、太田市の歌人大槻三好・松枝の出会い、結婚、出産、松枝の死、そして遺された子。みずみずしい口語短歌と太田にゆかりのある惣田紗希のイラスト・装丁で、二人の短くかけがいのない日々に思いを寄せた1冊です。
逢へるだろ さう思つて來て逢へた日よ 神が此の世に居るよな日だつた 三好
叶ったら魂が飛び 駄目だつたら気がふれるだろ 君との縁談 松枝
二つの心が一つにならふとしてるんです お天とさんお天とさんお笑ひでない 三好
夢かしら いやさうぢやないこんなにも君にしつかり抱かれてゐるんだ 松枝
惹かれ合う二人のことばは、 百年近い時を経て現代の私たちにもまっすぐ届きます。イラスト、装丁、短歌選出、エッセイすべてを手がけた、デザイナー・イラストレーター惣田紗希渾身の1冊です。
著・装丁・挿画:惣田紗希
出版社:タバブックス
ページ数:168
判型:四六変形
発行年月日:2019年10月7日 初版
■著者について
惣田紗希
グラフィックデザイナー/イラストレーター。1986年栃木県生まれ。2008年桑沢デザイン研究所卒業。デザイン会社にてブックデザインに従事したのち、2010年よりフリーランス。数多くのインディーズ音楽関連のデザインや装丁を手掛けるほか、イラストレーターとして雑誌や書籍を中心に国内外で活動中。
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【おまけ】
本のすみかでご購入いただいた本にはブックカバーをお付けすることができます。
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