「ごはんを食べるのもたのしいけれど、ごはんの話をすることも同じくらいたのしい」

本書は図案家のモノ・ホーミーさんによる「だいたいレシピ」漫画。モノさんはとても美味しいと思って書いているのだけど、レシピ本というわけではない。例えば「きゅうりカレー」。「もっときゅうりを」「大丈夫」「思い切って！」と書いてある。そう言われるとだんだん尻込みしてくる。でも、他人の料理の話ってだいたいそんなものだ。おいしいよ、と言われて、今度やってみるねと返答するが、けして真似はしない。だけど、面白い。正直ちょっとふだんどんな料理をするかの話をしているだけで、時間はあっという間に過ぎ去っていく。

著・デザイン：モノ・ホーミー
発行者：中岡祐介（三輪舎）
印刷／製本／発行：生活綴方出版部（株式会社石堂書店）
ページ数：20
判型：B6小版
その他仕様：リソグラフ印刷、中綴ホチキス製本

■著者について
モノ・ホーミー
図案家。1986年生まれ、東京都在住。
著書として『これがおばけの考えです 貝がら千話選集』（タバブックス）、長湯文庫『するべきことは何ひとつ』（出版社さりげなく）など。