神様のいる街
本と旅と青春。この上なく率直に書かれた自伝的エッセイ。
吉田篤弘さんと弊社の出会いは、忘れもしません、「本の雑誌」2012年1月号。その前年の「私のベスト3」に、弊社の 『上林曉傑作小説集 星を撒いた街』を挙げてくださっていたのです。それから本をとおしての密やかなおつきあいが始まり、今月、 弊社から初めて、吉田さんの書き下ろし作品がでます。弊社から作家への依頼は「デビュー作のような瑞々しいものを書いてほしい」 というもの。本作はまさに、吉田さんの再びのデビュー作に相応しい作品です。20歳の主人公が、自分の大好きな「神様のいる街」 に何度も足を運び、本をとおして自己をつくる。その「神様のいる街」とは、神保町と神戸。実際にあった沢山のお店と本が出て きます(澁澤龍彦や上林暁。海文堂書店も)。そして、物語の最後に主人公は結婚します。清々しい読後感に満ち、ポエジーに溢れて いて、最後には胸がギュッとなる。吉田さんファンにも、入門にも最適な一冊。造本も瀟洒です。(版元より)
著:吉田 篤弘
出版社:夏葉社
ページ数:128
判型:四六判
発行年月日:2018年4月25日 第1刷
この本は、2023年10月25日 第2刷
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【おまけ】
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