ここに素敵なものがある
かなしくてさびしくて優しい人に。
リチャード・ブローティガン(『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』)、新訳詩集。
詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人)
『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero)
著:リチャード・ブロティーガン
訳:中上 哲夫
出版社:百万年書房
ページ数:112
判型:四六変
発行年月日:2023年1月25日 初版
この本は、2024年6月1日 2版